ポリエチレン(PE)とは?特徴や種類、用途について
プラスチックの中で、最も多く生産されているものがポリエチレン。軽くて柔らかい素材なので、包装材や食品容器やバケツなど様々な場面で使用されています。
ポリエチレンの特徴
- 軽い
- 安価
- 成形しやすい
- 火や熱に弱い
- 低温環境に強い
- 耐薬性に優れている
- やわらかく弾力がある
- 電気絶縁性に優れている
- 水を吸わず、防湿性に優れている
ポリエチレンの種類と用途
ポリエチレンは密度によって、HDPE(高密度ポリエチレン)とLLDPE(直鎖状低密度ポリエチレン)の2種類に分けられます。
HDPE(高密度ポリエチレン)は半透明で、薄くても強度が高く、触ると「シャカシャカ」音がするのが特徴です。レジ袋や傘袋、ビールケース、ポリバケツ、ポリタンクなどに使われています。
LLDPE(直鎖状低密度ポリエチレン)は透明度が高く、よく伸びて柔らかい素材で、触ると「つるつる」しているのが特徴です。食品包装フィルム、梱包材、ポリ袋などに使われています。
また、ポリエチレンを燃やしても発生するのは、二酸化炭素と水、そして熱で、ダイオキシンのような人体に有害物質は発生しません。