発泡品加工事業
EPDM・ゴムスポンジ・ウレタンなど発泡品素材を裁断加工し、主に機械・設備などのパッキンとしてお客様のもとにお届けしております。
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ポリカーボネート(PC)とは?特徴や用途、アクリルとの違い
DIYシーンでも人気が高く、サンルームやカーポートの屋根などでよく使われるポリカーボネート。アクリル板と同じプラスチック材の一つで、強度はアクリル板の20倍、ガラスの200倍、さらにガラスと同等の透明度がある素材です。
ポリカーボネートの特徴
・高い透明度
・傷がつきやすい
・耐候性や耐久性に優れている
・プラスチックの中で一番の耐衝撃性を持つ
ポリカーボネートの用途
用途はとても幅広く、精度が高く、透明度の高い製品を作りたいときによく使われています。
・カメラやメガネのレンズ
・パーテーション
・高速道路の透光板
・車のヘッドランプ
・カーポートなどの屋根材
・産業資材
・機械部品
・拡散防止カバー
ポリカーボネートとアクリルの違い
ポリカーボネートとアクリルは同じプラスチック素材ではあるものの、特性に大きな違いがあります。
・加工がしやすいのはアクリル
・透明度がより高いのはアクリル
・強度が高いのはポリカーボネート
・表面が柔らかく、傷つきやすいのはポリカーボネート
・紫外線を浴びるとより劣化がしやすいのはポリカーボネート
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ポリプロピレン(PP)とは?特徴や用途、使用例、ポリエチレンとの違い
多くの日用品に使われているプラスチック素材がポリプロピレン。とても軽く、加工がしやすいので、家電や食品用タッパー、おもちゃ、自動車のパーツとしてはもちろん、カーペットやロープなどの繊維素材としても使われています。
ポリプロピレンの特徴と用途
- 軽い
- 安価
- 絶縁性がある
- 耐薬品性が高い
- 機械強度が強い
- 耐熱性が高い
- 耐候性が悪い
- 耐摩耗性に優れている
- 無色のフィルム加工が可能
ポリプロピレンの使用例
低コストで大量生産がしやすいため、家庭用品や工業製品など幅広い用途で使用されています。
- 電子レンジ用の食品トレイやタッパー
- バケツ
- 電化製品
- おもちゃ
- DVD用ケース
- 注射器の材用
- 梱包フィルム
- 自動車用部品
- カーペット
ポリプロピレンとポリエチレンの違い
ポリプロピレンとポリエチレンは類似するところが多い素材ですが、違いをご紹介します。
- ポリプロピレンは硬く、ポリエチレンは軟らかい
- ポリエチレンは白濁したものしかない
- ポリプロピレンの方が耐熱温度が優れている
- ポリエチレンの方が耐候性に優れる
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ポリエチレン(PE)とは?特徴や種類、用途について
プラスチックの中で、最も多く生産されているものがポリエチレン。軽くて柔らかい素材なので、包装材や食品容器やバケツなど様々な場面で使用されています。
ポリエチレンの特徴
- 軽い
- 安価
- 成形しやすい
- 火や熱に弱い
- 低温環境に強い
- 耐薬性に優れている
- やわらかく弾力がある
- 電気絶縁性に優れている
- 水を吸わず、防湿性に優れている
ポリエチレンの種類と用途
ポリエチレンは密度によって、HDPE(高密度ポリエチレン)とLLDPE(直鎖状低密度ポリエチレン)の2種類に分けられます。
HDPE(高密度ポリエチレン)は半透明で、薄くても強度が高く、触ると「シャカシャカ」音がするのが特徴です。レジ袋や傘袋、ビールケース、ポリバケツ、ポリタンクなどに使われています。
LLDPE(直鎖状低密度ポリエチレン)は透明度が高く、よく伸びて柔らかい素材で、触ると「つるつる」しているのが特徴です。食品包装フィルム、梱包材、ポリ袋などに使われています。
また、ポリエチレンを燃やしても発生するのは、二酸化炭素と水、そして熱で、ダイオキシンのような人体に有害物質は発生しません。
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ゴムスポンジ(EPDM/CRスポンジ)とは
ゴムスポンジとは原材料のゴムに発泡材等を練り込み、発泡させたもの。軽量で強靱な材質が特長で、車両・土木建築・OA・スポーツ・包装など、さまざまな産業分野で用いられています。
ゴムの種類と配合剤の組み合わせによって、硬さなどの物性を調整することができ、耐薬品性、難燃性などの特性があります。
EPDM系ゴムスポンジについて
エチレンプロピレンゴムを主成分としたゴムスポンジ。
耐熱・耐候性、電気絶縁性に優れており、野外での使用など特に耐候性の必要な用途に使用可能です。一般工業ゴム製品や電気絶縁用に使用されています。物性バランスはよいものの、耐油性に乏しい欠点があります。CR系ゴムスポンジについて
「ネオプレン」という名で知られるクロロプレンゴムを主成分としたゴムスポンジ。
耐熱性、耐油性、耐侯性、耐薬品性等の性能をバランスよく備えています。そのため、一般工業用ゴム製品をはじめ非常に幅広い用途で用いられています。 -
ウレタンとは?種類や特徴、活躍するシーンを紹介
ウレタン(正式名称:ポリウレタン)は抗張力や耐摩耗性、耐油性に優れたプラスチックです。配合や成形の方法によって様々な種類があり、それぞれ特徴を生かして様々な製品づくりに利用されています。
ウレタンの種類
ウレタンには大きく「ウレタンフォーム」と呼ばれるものと、そうでないものに別れます。フォーム=気泡や泡で、用途によって気泡の大きさや密度を変えて製造します。
繊維、塗料、接着剤など、気泡の入っていないウレタンも多数の種類と用途があります。
ウレタンの用途
用途は多岐にわたりますが、特性を生かして以下のような用途で使われています。
・座席用クッション・寝具マットレス(弾力性)
・ソファー(軽量)
・吸音パネル(防音性)
・住宅の建材(防水性/断熱性)
ウレタンの加工
あらゆる用途で活用されるウレタンは、求められる加工はさまざま。カットひとつをとっても、ウレタンの硬度や用途によって適切な加工を行う必要があります。
株式会社タナベはウレタンフォームのカットを含む発泡品加工事業を長年行っています。加工にお困りの方は、まずはお気軽にお問い合わせください。
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ウレタン・ゴムなどの裁断加工事業
事業概要
私どもは、求められる機能に適合した素材を、さまざまな形状仕様に裁断加工し、お客様のもとに品物を供給しています。
取扱材料
- EPDM/CRスポンジ
- ポリウレタン(PU)
- ポリエチレン(PE)
- ポリプロピレン(PP)
- ポリカーボネート(PC)
- 不織布
- 各種工業用テープ
用途
- パッキン
(水シール/エアシール) - 緩衝材
- マット・クッション
- 吸音・遮音・防振材
- フィルター
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加工の種類と設備
当事業では、お客様が求める材料を購入して様々なサイズや形状の裁断ニーズに対応しております。粘着剤や両面テープ付の素材加工にも常時対応でき、軟質の発泡品であれば、板厚70mmほどの素材まで加工実績がございます。
加工の種類 対応設備 矩形加工 ヴァーチカル裁断機ほか トムソン型抜き 油圧プレス機 シート加工 パル・高速カッター機ほか スリット加工 丸ナイフ裁断機 ボビン巻き (裁断機)+巻取装置 長尺品裁断 大径ロールカッター機 加工品例
生産設備
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事業拠点は愛知県岡崎市の2拠点
本社工場
- 〒444-0065 愛知県岡崎市柿田町2番地4
- TEL: 0564-23-9247
- FAX: 0564-23-9489
- 延床面積:1123㎡
日名工場
- 〒444-0918 愛知県岡崎市日名中町2番地22
- TEL: 0564-65-5337
- FAX: 0564-65-5338
- 延床面積:657㎡